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アルマニャックの保存について

● ワインや日本酒などの醸造酒と違い、蒸留酒であるアルマニャックは保存に関しあまりデリケートになる必要はありませんが、未開封の場合、直射日光や極度な低温や高温を避け、できるだけ冷暗所で瓶を立てて保存してください。夏場、冷房が効かない部屋の場合は、冷蔵庫の野菜室などで保管するのも良いでしょう。


● 正しく保存していても液面が低下していく場合がありますが、これは「天使の分け前」と呼ばれるものです。


● 基本的に瓶詰めされた時点で熟成は止まります。35年以上の長期熟成のアルマニャックは、瓶内で水とエタノールが馴染み、カドが取れた丸みのある味わいに変化することがあります。


● フランスのメーカー「ド・モンタル」では樽保存の状態で管理されており、基本的に日本からの注文後輸出前に瓶詰めされるため(瓶詰め時期は、瓶裏面に記載されています)、瓶詰め時期の差により、同じヴィンテージでも琥珀色の色味が異なる場合があります。


● 開封後は蒸留酒とはいえ酸化による劣化がゆるやかに始まりまったりアルコールが抜けていき、風味や香りが落ちていく場合がありますので、栓をしっかり閉めて保管し、半年〜1年ぐらいを目度にお飲みください。また冷蔵庫など匂いの強いものがある場所に一緒に保管しないでください。匂いがアルマニャックに移る場合があります。


● より酸化を防ぐ(空気に触れさせない)ため、パラフィルムというシールテープで瓶と蓋の隙間をしっかり覆ったり、ワインでも使用する真空ポンプにより瓶内の空気を抜くのも有効です。


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